沼津港エリアの見どころを巡ろう!
レンタサイクル、美術館、文学館、渡し船、展望水門そして御用邸記念公園と、沼津を堪能できるおすすめコースをご紹介します!
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沼津市庄司美術館(モンミュゼ沼津) ※当面の間休館
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版画家・山口源の作品や、日本画家であり染色家でもある前田千寸の資料を多数所蔵した美術館。山口源受賞作品展などを中心にほぼ毎月様々な企画展を開催しています。
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若山牧水記念館
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詩情溢れる短歌で知られる若山牧水は、明治18年に宮崎県で生まれ、大正9年に沼津へ移り住み、晩年の8年間を沼津で過ごしました。千本の地をこよなく愛した牧水の歌には、沼津周辺の風物を詠んだものが多く見られます。また、静岡県による千本松原の一部伐採計画が持ち上がった時には、新聞に反対意見の寄稿を行い、計画は中止されました。
昭和62年にオープンした若山牧水記念館では、沼津在住期を中心に、牧水の足跡を原稿や書簡など縁の品々とともに展示しています。
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沼津港大型展望水門「びゅうお」
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沼津港大型展望水門「びゅうお」は沼津港に高くそびえる巨大な建造物で、東海地震の津波対策の一環として2004年(平成16年)に完成した水門です。津波をシャットアウトする扉体(ひたい)は、幅40m、 高さ9.3m、重量は406tと日本最大級で、制御設備は地震計と連動し地震発生後約5分で自動的に完全閉鎖されます。
水門にはその高さを生かして地上30mのところに展望施設が併設されており、富士山や箱根連山、沼津アルプスをはじめ、駿河湾に突き出した大瀬崎をくっきりと見ることができるほか、魚市場の活気ある様子や往来する船、水門の心臓部である巻上機などを見学することができます。そして、夜になるとライトアップされフォトジェニックな水門をご覧いただくことができます。
沼津港を訪れて新鮮な魚介類を堪能した後は、「びゅうお」からのパノラマビューを楽しんでみては?デートにオススメです!
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我入道の渡し船
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かつて庶民の足として身近な交通機関であった渡し船。昔は沼津市内を流れる狩野川でも利用されていました。その渡し船が1997年(平成9年)に復活。木造和船が期間限定の土曜日・日曜日・祝日に運航しています。
定時出航であゆみ橋(中心市街地)と我入道(狩野川河口)間を午前、午後2往復ずつ、沼津港と我入道の間は随時運航しています。
巧みに操船する船頭さんの案内のもと、情緒たっぷりの渡し船からは、富士山と狩野川と沼津の中心街を一度に写すシャッターチャンスも!
あゆみ橋の乗降場からは、沼津駅南口へ徒歩約10分とアクセス良好です。渋滞と無縁のワクワクする船旅を楽しんだ後は、沼津港で新鮮な海の幸を食し、お土産を買うのもお薦めです。
※乗船中はライフジャケットの着用が必須です。幼児は保護者が同伴しなければ乗船できませんのでご注意ください。荒天等の場合は欠航になる場合があります。運行状況については、沼津我入道漁業協同組合(055-931-1395)または沼津観光協会(055-964-1300)にお問い合わせください。
※原則として定員を超える人数の乗船はできません。我入道-沼津港間のみ追加運航できる場合がありますので、乗船時に船頭にご確認ください。
※沼津港は経由地ですが、乗船客がいない場合はあゆみ橋-我入道間を直通運航することがございます。沼津港で乗船の方は必ず備え付けの旗をお振りください。
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芹沢光治良記念館
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沼津市の名誉市民である作家・芹沢光治良は1896年(明治29年)に我入道で生まれます。旧制沼津中学校(現県立沼津東高等学校)、旧制第一高等学校(現東京大学教養学部)を経て東京帝国大学(現東京大学)を卒業後、官吏を経てパリに留学。帰国後の1930年(昭和5年)に作家デビューを果たします。
故郷沼津を舞台に物語が始まる大河小説「人間の運命」により芸術選奨文部大臣賞や日本芸術院賞を受賞し、日本ペンクラブ会長を務めるなど、昭和から平成にかけて国内外で活躍しました。
1970年(昭和45年)5月30日に芹沢光治良の心友・岡野喜一郎氏(元スルガ銀行会長)が財団を設立し、故郷・我入道に「芹沢文学館」として建設されました。その後、2009年(平成21年)4月1日に財団法人井上靖文学館から沼津市に寄贈され、同年10月1日に「沼津市芹沢光治良記念館」として開館しました。建物は菊竹清訓(きくたけきよのり)氏(江戸東京博物館の設計者)の設計による西洋教会をモチーフにした建物です。鉄筋コンクリート2階建の左右対称型構造をしています。
デビュー作「ブルジョア」から最晩年の「天の調べ」までの数多くの作品書籍のほか、生原稿、色紙、少年時代の机や成績表など貴重な資料も数多く収蔵し、1階展示室では芹沢光治良に関する企画展示を開催、2階展示室は市民公募によるギャラリーとして開放しています。
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沼津御用邸記念公園
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1893年(明治26年)、当時皇太子だった大正天皇の静養のために造営されたのが「沼津御用邸」です。その後、1969年(昭和44年)に廃止され、「沼津御用邸記念公園」としてOPENしたのが当園です。2016年(平成28年)には公園の一部の景観が「旧沼津御用邸苑地」として国の名勝に指定されました。園内には四季折々の花々がきれいに咲き誇り、訪れる人々の目を楽しませてくれます。
宮廷建築としては全国的にも貴重な事例の西附属邸には、家具や調度品などが保存されており、当時の皇族の暮らしに触れることができます。一方、明治期の歴史的建造物である東附属邸は、茶道・華道・着付け・和歌・俳句などの研修室として利用できるほか、結婚式・写真撮影などにも利用可能です。
園内の松を使用したテーブルが並ぶ喫茶店には、庭の景観が楽しめると人気のテラス席があり、園内散策のお休み処にするのも最適です。松林に囲まれた眺めの良い蕎麦処もあり、お腹を満たすこともできます。日暮れ時には駿河湾に沈む「ダルマ夕日」を眺められるかもしれません。
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