富士山の噴火によって流れてきた三島溶岩流を流れ落ちる滝
2018年4月17日、ユネスコの世界ジオパークに認定された伊豆半島ジオパーク。沼津市内にも多くのジオスポットが点在していますが、その一つが「鮎壺の滝(あゆつぼのたき)」です。
1万年前の富士山の噴火により流れ出た溶岩は愛鷹山と箱根山の谷間(たにあい)に沿って鮎壺の滝まで流れてきました。そのため他では見られない鮎壺の滝ならではの溶岩の姿を見ることができます。伊豆半島ジオパークの中でもアクセスしやすい場所です。
富士山の噴火によって流れてきた三島溶岩流を流れ落ちる滝
2018年4月17日、ユネスコの世界ジオパークに認定された伊豆半島ジオパーク。黄瀬川にかかる鮎壺の滝(県指定天然記念物)は住宅街に突如現れる溶岩岸壁の滝です。富士山の噴火により流れ出た溶岩は、愛鷹山と箱根山の谷間を流れ、愛鷹ローム層に乗り上げ、鮎壺の滝で溶岩の流れは止まりました。その後、溶岩流の流れに黄瀬川が流れを作り、柔らかいローム層を侵食し残された硬い溶岩の部分が残り鮎壺の滝となったのです。
水量の少ないときには間近での観察のチャンス
溶岩樹型!何の木だったかわかるかな?
愛鷹ローム層と苔
滝の裏側まで行けます
滝の上には富士山も顔を出します
イラストレーター・グラフィックデザイナーをしながら、子ども向けのイベント企画・運営や自然体験活動・クラフト・レクリエーションなどの指導などを行っています。
今回の取材でジオガイドの方にたくさんのお話を伺いました。ジオパークなどではガイドさんがいると100倍は楽しく学べますね!鮎壷の滝をジオガイドさんと一緒に回りたい場合は「ながいずみ観光交流協会」に問い合わせてみてください。
〒411-0943 静岡県駿東郡長泉町下土狩1283-11 コミュニティ長泉2F
TEL.055-988-8780