時を超えて人々を魅了する白隠禅師
沼津市の原地区周辺にお住いの方とお話した際、「松蔭寺」、「白隠禅師」のことを親しみ込めて「白隠さん」と呼んでいたのがすごく印象的でした。亡くなって250年以上経った今もなお地元の人たちから尊敬され、愛される白隠禅師の魅力と、白隠禅師の「共に生きて助け合う」その想いを受け継ぎ、まちづくりに奔走する地域の皆さんの活動を紹介します。
時を超えて人々を魅了する白隠禅師
沼津市の原地区周辺にお住いの方とお話した際、「松蔭寺」、「白隠禅師」のことを親しみ込めて「白隠さん」と呼んでいたのがすごく印象的でした。垂れた墨にまつわるエピソードから伝わる当時の暮らしぶり
70歳前後の作品「楊柳観音図」
84歳の書「南無地獄大菩薩」
松蔭寺には約50本の墨蹟があります
“毎年4月29日の「寺宝虫干し」の1日のみ”どなたでも書画を観ることができます
整備された「白隠みち」
白隠禅師誕生地
白隠禅師が生まれた時に産湯を汲んだとされる井戸
「白隠のみち整備協議会」会長 渡辺正教さん(写真右)、副会長 松下宗柏さん(写真左)
原地区の方々が、「松蔭寺」、「白隠禅師」のことを「白隠さん」と呼ぶことに気づいた時、深い愛情を感じました。そして、白隠禅師の生涯や教えを伺ううちに、地域の方に愛される理由に気づくことができたと共に、白隠禅師に魅了されてしまいました。取材にあたりご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。取材を通じ、私にとって原地区がとても身近な場所になりました。