行きたいリスト
  • 出発前に明治史料館の木口さんに蛇松線の歴史の話を聞きました

沼津観光ポータル子どもライター、蛇松緑道を探検する

  • 当時の想像図と蛇松広場の車輪

    当時の想像図と蛇松広場の車輪

  • 今は蛇松緑道として市民のいこいの場となっています。

    今は蛇松緑道として市民のいこいの場となっています。

  • のどかな田んぼの中を走っていた頃を想像して

    のどかな田んぼの中を走っていた頃を想像して

市民も知られざるかくし列車…
みなさんは、昔沼津に「蛇松線」があったことを知っていますか?明治20年に正式にでき、明治30年には蛇松駅ができました。昭和49年に廃止されましたが、とうじの沼津市長により、緑地化活動が行われ、現在の蛇松緑道となり、今の市民のいこいの場となっています。
87年間も続いた、長い間沼津駅から沼津港まで物を運び続けた長い歴史のあるものが、完全には無くならずに市民のいこいの場になっていることは、とても私達にとって喜ばしいことでしょう。10年住んでいても知らなかった歴史。みんなが知ってくれるとうれしいです。
  • 蛇松って?想像してみた

    蛇松って?想像してみた

  • 当時の蛇松の絵が明治史料館に所蔵されているそうです。

    当時の蛇松の絵が明治史料館に所蔵されているそうです。

  • こんな感じで蛇松があったのかな?

    こんな感じで蛇松があったのかな?

蛇松の由来は、1つの松からはじまった。
昔、港大橋付近の沼津側の上流あたりに大蛇が寝た形に似た老松があったんだ。その松があったことから、「蛇松」という地名になったんだよ。

(3コマ漫画の後、写真が出てきます。画像右側をクリックしスライドして下さい)
  • 蛇松緑道交差点…蛇松線(沼津港線)は踏切が21ヶ所もあったそうです。

    蛇松緑道交差点…蛇松線(沼津港線)は踏切が21ヶ所もあったそうです。

  • 蛇松線を横切る、旧国一通り(静岡県道380号富士清水線)

    蛇松線を横切る、旧国一通り(静岡県道380号富士清水線)

昔の鉄道の信号は、今のように自動ではありませんでした。
では、どうやって動かしていたと思いますか?

答えは・・・手動です。

でも、どうやって動かすの?と思いますよね。
図1を見てください。下の方にレバーがあります。これを引くと色が赤や青に変わります。昔の人の知恵はすごいですねー!

し・か・し
蛇松線と車の衝突事故はかなりあったらしいので…、信号機の役目としてどうかなぁ…と思います。
まあ、当時は警報機が付いていなかったので、しょうがないといえなくもないですね。
  • 地区ごとに植物の種類や雰囲気がちがう

    地区ごとに植物の種類や雰囲気がちがう

  • 地区ごとに雰囲気が変わります

    地区ごとに雰囲気が変わります

  • 地区ごとに雰囲気が変わります

    地区ごとに雰囲気が変わります

  • せせらぎもあったり(水はながれていませんでした)

    せせらぎもあったり(水はながれていませんでした)

  • オリーブ・柿・みかんなど…季節ごとに彩る植物

    オリーブ・柿・みかんなど…季節ごとに彩る植物

街中を進んで行くと、明らかに他とは違う雰囲気の場所。そこが蛇松緑道だった…
JR沼津駅を出て少し歩くと、街中にぽつんと緑の道がある。そこが蛇松緑道、沼津市民の隠れた憩いの場です。今では、植えられている植物は、なんと約120種類、約154,000本!
そこに住んでいる人がそれぞれの地域ごとに管理しているので、植物の種類や雰囲気がちがうのを見ながら、歩き楽しむのもいいです。
  • 蛇松緑道に点在する「工」のブロック

    蛇松緑道に点在する「工」のブロック

  • これ?なんだかわかりますか?

    これ?なんだかわかりますか?

  • 線路の幅を足で測ってます

    線路の幅を足で測ってます

  • 線路をそのまま埋め込んだ歩道

    線路をそのまま埋め込んだ歩道

謎のブロック
みんなで蛇松緑道を散策していると木口さんによびとめられました。
「この石がなんだかわかるかな?」木口さんが指差す草むらの奥に小さな石の柱が!
「踏切のしるしかな?」とか「電柱がたっていたのかな?」とかみんなで予想しました。「答えはあとでね!他にもあるから探してみよう!」と言ったのでみんなで一生懸命探しました。
石の柱はたくさんみつかりました。その中に「工」という字が書かれた石も発見!いったいこれはなんなんでしょう?
お祭り広場までくると木口さんが答えを教えてくれました。
この石は汽車が走る場所と民家の境の目印だそうです。なぜ「工」と書かれていたかというと、明治時代に鉄道を管理していた工部省の「工」だそうです。
みなさんも「工」の書かれた石の柱を探してみてくださいね。

蛇松線の線路跡
蛇松緑道を歩いていくとお祭り広場があります。そしてその先に最初の蛇松線と沼津港に向かう線路の分岐点に蛇松線で使っていた線路がそのままありました。
「えー!残ってるんだ!」とみんな驚きました。足を使って線路の幅を測ってみたら約1メートルありました。
蛇松緑道を狩野川のほうに進んでいくと、なんと!線路が鉄の壁の支えに使われているところがありました。びっくり!
  • いろいろなところにアートがあります

    いろいろなところにアートがあります

  • いろいろなところにアートがあります

    いろいろなところにアートがあります

  • イスに手遊び歌が!

    イスに手遊び歌が!

  • !!こんなところに小人が!!

    !!こんなところに小人が!!

蛇松緑道は自然いっぱいですが、実はアートがかくれてます。
1 いつくしみの像
これは山口益さんが作ったいつくしみという母子像です。母が子をおんぶ(?)しています。なぜ(?)かというと、おんぶといえば、おんぶなのですがちょっと分かりづらい体勢です。でも、母が子を愛する思いを感じました。(やはり、渚の明るい親子の慈愛を表現しているそうです。)

2 ベンチに小さなアート
ふだん何気なく座ってしまうベンチ。その足元のところに花の模様や渦巻きの模様などがあります。なぜこの模様にしたのかは不明です。みなさんも探してみてくださいね。

3 伝えたい、わらべうた
ちょっと変わったイスを見つけました。これは何でしょうか?正解はわらべうたの書いてあるイスです。
「ちゃつみ」「おちゃらか」「げんこつやまのたぬきさん」の歌と遊び方が書いてあります。
これぞまさしく!歌い継がれたい曲を後世に残したいやつだなと思いました。
  • 猫がひょっこり

    猫がひょっこり

  • 色々な表情を見せる猫

    色々な表情を見せる猫

蛇松緑道で出会った猫たち!!
蛇松緑道にはとてもかっわいい~生き物がいます。それは猫!!
こっちを見てにげちゃう白黒猫ちゃんや、人前でもおかまいなしで草をむしゃむしゃ食べる茶白ちゃんもいて、どの子も十猫十色。み~んなとってもかわいいのです。
猫好きの人はそーっと、そんな猫たちを温かく見守ってくださいね(ФωФ)/
  • 我入道の渡し船の船頭さん

    我入道の渡し船の船頭さん

  • 素敵な笑顔の船頭さん

    素敵な笑顔の船頭さん

  • 我入道の渡し船がやってきました

    我入道の渡し船がやってきました

  • ライフジャケットを来て出発!

    ライフジャケットを来て出発!

  • 港大橋を下から見られます

    港大橋を下から見られます

  • 狩野川が気持ちいい

    狩野川が気持ちいい

  • あゆみ橋の下で下船

    あゆみ橋の下で下船

「色々な橋と狩野川」のきれいな風景(我入道の渡し船)
狩野川をひときわ美しく栄えさせる港大橋。真っ赤な橋やアーチ形の橋、川とよく合った水色の橋など。船から色々な風景を楽しめます。橋の裏面も見る事ができます。
そよ風が吹いてゆったりとほど良いゆれ、きれいな風景を見る事ができ、ゆらゆらと船がゆれて、とても気持ち良かったです。
ふだん知らない沼津を旅することができます。また、船頭さんは日本昔話「かさじぞう」の「かさ」をかぶり、船を運転しています。青い服を着ています。
更に、船は丈夫で大きく、定員12人と、たくさんの人数で狩野川を一望できます。
column
この記事を書いた子どもライター

この記事を書いた子どもライター

浅田実希子・佐藤羽音・岸本真理子・鈴木心春・渡邉結衣・原賀奏多

浅田実希子「今回の秋の子どもライターの取材&編集では、今まで知ることができなかった様々なことを知れて良かった。冬の子どもライターも楽しみだ。」

佐藤羽音「蛇松緑道は前に一回途中まで歩いたことはあったけど、全部歩いてみたら、意外と長くてびっくりしました。もし、蛇松線が今あったら、鉄道を運転してみて、街並みを見てみたいです。渡し船でも船頭さんが、浅いところは、モーターが使えないから1本の棒で押して進んでいるんだよ、と教えてくれた話が面白かったです。木口さんにも沢山の事を教えてもらって、沼津のことをまた1つ知ることが出来たので、嬉しかったです。」

岸本真理子「わたしは、船頭さんのやさしい対応がやさしくて、取材しやすかったです。色々なことをやさしく教えてくださいました。」

鈴木心春「今回は、蛇松緑道や我入道の渡し船の取材を6人で行ないました。蛇松緑道は、地区ごとに風景や雰囲気が変わることや、大蛇のようにまがりくねった松からその地域の名前がついた事は、とても面白いものだと思いました。明治史料館の木口さんの話もへんしゅうの時、とても役に立ちました。」

渡邉結衣「蛇松線の線路のレールが今も残っているところがすごかった。あとは、せんろのレールを壁の柱にしていたところがユニークな発想だと思いました。」

原賀奏多「木口さんは、笑顔をたやさず、いろんなことをくわしく教えてくれた。このことをわすれずに。良い記事をつくることができた。」

[地図の見方、Googleマップへの切り替えについて]
場所の名前や地図上の番号をタップすると「ここへのルート」が表示されます。それを更にタップすると、自動的にGoogleマップへ切り替わります。
column
たよれるガイドさん!!

たよれるガイドさん!!

明治史料館の木口さん

沼津緑道のことを教えてくれた木口さん。
沢山の事を教えてもらって、沼津のことをまた1つ知ることが出来ました。
明治史料館では、たくさんの歴史を知ることができるそうです。
ここにもぜひ行ってみてください。

蛇松緑道
沼津駅と狩野川河口にあった沼津港の間に建設された国鉄沼津港線(蛇松線)が昭和49年8月に廃線となったことに伴い、線路敷地(白銀町~狩野川河口の蛇松町までの約1.8キロメートル)が緑道として整備されました。
緑道の周辺は静かな住宅街で、約120種、約14,000本の植栽も周辺環境に調和しています。初夏にはさわやかな新緑に囲まれて、周辺住民の憩いの場になっています。
我入道の渡し船
全国的に姿を消しつつある、渡し船。庶民の足として身近な交通機関であった渡し船は、かつて、市内を流れる狩野川でも利用されていました。
河口付近で運航されていた我入道の渡し船は、昭和46年まで続き、港大橋の完成でその役目を終え廃止となりましたが、平成9年4月に復活いたしました。
千本浜から志下海岸までの、水辺を歩く文学探訪の道「潮の音プロムナード」。そこに彩りを添える我入道の渡し船。
今では見ることも少なくなった和船に乗り、船頭歴20年の川口さんと3年目の滝口さんが奏でる心地よい櫓の音を聞きながら、情緒たっぷりの時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。渡し船ならではの富士山の絶景も必見です。
column

我入道の渡し船について

沼津駅南口から徒歩約10分のところにある「あゆみ橋のりば」から、「沼津港」まで渡し船が往復で運航しています。(のりば案内はこちら)(PDF:374KB)
料金は大人100円、小学生50円。船の定員は12人。しかし、小学生は2人で大人1人分のカウントをしていただけます。

過去の市民ライターの乗船レポートはこちら「情緒いっぱいの川下り!我入道の渡し船

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