松城家住宅は、江戸時代から廻船業で財を成した松城家の居宅として明治6年に棟上げされました。建築様式は幕末から明治初期のわずかな期間にのみ建築された擬洋風建築で、日本に現存する擬洋風建築の中でも最初期のものとして重要文化財に指定されています。
敷地内に現存する建屋は、主屋・ミセ・文庫蔵・東土蔵・北土蔵の計5棟となっています。
主屋は1階が和風、2階が洋風の装いとなっていて、外観には南面にバルコニーを配し、東面の屋根には煙突を設置しています。また石積風の外壁やトスカーナ風の円柱など洋風建築の要素も見られます。しかしこれらは西洋建築を知らない地元の大工がわずかな見分をもとに、日本の伝統的な技法で建築されていることが特徴です。
また主屋の随所には西伊豆の名工である入江長八の一派が手掛けたとされる漆喰こて絵が配されていて、なかでも2階にある「雨中(うちゅう)の虎」は明治9年の作品であることから、主屋は棟上げから3年ほどかけて完成されたと推測されます。
お問い合わせ
戸田観光協会
電話:0558-94-3115
敷地内に現存する建屋は、主屋・ミセ・文庫蔵・東土蔵・北土蔵の計5棟となっています。
主屋は1階が和風、2階が洋風の装いとなっていて、外観には南面にバルコニーを配し、東面の屋根には煙突を設置しています。また石積風の外壁やトスカーナ風の円柱など洋風建築の要素も見られます。しかしこれらは西洋建築を知らない地元の大工がわずかな見分をもとに、日本の伝統的な技法で建築されていることが特徴です。
また主屋の随所には西伊豆の名工である入江長八の一派が手掛けたとされる漆喰こて絵が配されていて、なかでも2階にある「雨中(うちゅう)の虎」は明治9年の作品であることから、主屋は棟上げから3年ほどかけて完成されたと推測されます。
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住所 | 静岡県沼津市戸田72 |
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